クリスマスエクスプレス!
本日、新商品開発のため、工場がある新潟に出張してきました。
この時期の新幹線に乗り込むと、JR東海のX'mas EXPRESS CMを思い出しました。
(今回は東海道新幹線ではなく、上越新幹線利用ですが)
40歳前後の「アラフォー」世代にとっては、懐かしいCMです。





1988年から1992年まで続いたCMシリーズの中では、
私は89年の牧瀬里穂主演CMが最も印象的で、出色の出来だと思います。
ストーリーは、彼女がクリスマスイブに新幹線で帰ってくる彼の到着時間に
遅れまいと駅の改札口まで急ぎ、待ち伏せるというシンプルな流れです。
山下達郎おなじみの「クリスマスイブ」に合わせ、当時17歳の牧瀬里穂が
初々しく演じています。
YouTubeで久し振りに視て、放映時頃に一緒だったガールフレンドのことや
自信に充ち溢れていたかつての日本を思い出したり、
いつまでも色褪せない達郎サウンドやCMの高い完成度に
何度も見入ってしまいました。
まぁ、古いCMなので、衣装センスは目も当てられなかったりしますが、
かくいう私も当時は彼氏役のバンダナの巻き方などを友人達と競い、
真似していたような記憶があります。

88年の深津絵里版を実質第一号として、その後人気シリーズCMとなった中、
89年版の何が印象的だったかを帰りの上越新幹線で反芻したところ、
2つの点に辿り着きました。
一つ目の印象点は、ストーリー構成テクニックが秀逸であること。
「人込みを走り抜ける心拍数」、「すれ違うことなく駅で出会えるかの不安」、
「久しぶりの出会いに対する胸の鼓動」の3つがテーマ曲に合わせて、
見事にシンクロするところです。
駅構内を実際に何度も走って息弾ませた撮影シーンは、
鼓動が最高潮に達する間際でラストを迎え、1年最大のイベントのドキドキ感を
巧に演出しています。
『ジングルベルを鳴らすのは、帰ってくるあなたです』のコピーも憎いほど決まります。
二つ目の印象点は、このようなときめくシーンは現代では実現し得ない、
当時ならではの演出だろうなと言う点です。
携帯端末がある現在は、到着時刻前後にメールなどで事前連絡できるので、
出会いに対する胸の高まりは別とせよ、「見失うかもしれない」、
「急いで走らなければいけない」必然性は否定されてしまいます。

さて、丁度、昨日に結婚が決まった牧瀬里穂も現在36歳。
彼女をアラフォーと括るには早計かもしれませんが、CMに自分自身を重ね、
胸ときめかせていたアラフォー世代女性は、今は何に影響されているのでしょうか。
現在、手掛けている新商品は、アラフォー世代も対象と考えています。
アラフォー世代ニーズを先回りした商品開発を心掛けなければいけないナ・・・、
とウトウトしたところで夕闇の東京駅に到着しました。
(副社長 横田)
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by lirio-shirokane | 2008-12-17 19:19 | LIRIoスタッフ日記
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