「夢の香り」の伝え方
「セント・オブ・ウーマン(邦題:夢の香り)」は、92年にアルパチーノが、
オスカーを受賞した映画です。内容は、彼が扮する盲目退役軍人と
世話役の高校生の話で、ラストシーン数分間のアルパチーノの演説が
感動シーンでありご覧になった方も多いかと思います。
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「夢の香り」をサブタイトルとしていますが、直訳すると「女性の香り」ですよね。
実際にこの盲目紳士が、五感の光(視覚)を失うことで、女性の香り(臭覚)をとても大切に
扱っていることが描かれています。彼が、女性の香水銘柄を言い当てるシーンは、
視てる側まで高貴な香りが伝わるようです。

さて、日本全国のお客様を対象にダイレクトマーケティング(通信販売)を
行っている当社は、顧客ニーズに応える表現を日々考えております。
その中で最もお伝えしにくいものが、「香り」です。
お客様の視覚には訴えられないからです。
実際、我々のリーリオコロンは、バスタイムを優雅にさせる香料を用いた
自信商品だったのですが、中々陽の目を見ませんでした。
ところが、ある工夫をしてショップチャンネルさんに放映いただいたところ、
売れない商材がSOLDOUTになるヒット商品になりました。

その秘密は、上述のアルパチーノをヒントにしたのです。
放映スタジオに実際の「ユリ花束」と「コロン」を並べ、何人かのCASTさんに
両者の香りを比較いただきました。
「コロン」が実際の「ユリ花束」花と違わぬ香りであるコメントを放送してから、
ご注文が殺到し始めました。
つまり、「アル・パチーノが視覚を失っていることで、香り(臭覚)を際立たせた」に対して、
当方は「香り(臭覚)を際立たせることで、視覚に訴える」ことができたと思っています。
製品開発の裏側をお話すると、「本物ユリ芳香と如何に近似させる」
テーマに6か月のテスト期間をもうけましたが、
リピートで当社にご連絡あったお客様も「本当にそのままの香り」、
「どうやって本物の香りを再現したのか」などの声をいただきました。
映画の「感動」を与えるには及ばないかもしれませんが、
我々が大切にしている「香り」がお伝えできたことは、この上ない喜びです。
(副社長 横田)
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by lirio-shirokane | 2008-11-14 15:50 | LIRIoスタッフ日記
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